お手入れ

グランドセイコーを永くご愛用いただくために、ご注意いただきたい内容をご紹介します。
日ごろのお手入れ
永くお使いいただくためには日ごろのお手入れが重要です。汗や汚れがたまったままの状態が続くとさびの原因となり、防水性能が失われる・りゅうずやボタンが固着して操作ができなくなることがあります。
水分や汗、汚れはこまめに柔らかい布でふき取るように心がけてください。時計の裏ぶたやバンドは直接肌に接しているので汗や汚れが付着します。特に裏ぶた周りは汚れが滞留しやすいので、柔らかな乾いたナイロンブラシなどで汚れをかき出してください。
蛇口からの水を直接時計にかけることは避けてください。水道水は水圧が高く、日常生活用強化防水の時計でも防水不良になる恐れがあります。化学薬品(特にベンジン、シンナー、アルコール、洗剤等の有機溶剤)で洗うと、化学変化で時計が劣化する場合があります。ご使用はお控えください。
使用上の注意
時計はほこり・湿気・高温(36度以上が目安)が大敵です。保管場所は常温(5度~35度が目安)で、ほこりや湿気の少ない所をお選びください。
薬品に触れる場所に放置すると時計の劣化の原因となります。( 薬品例:ベンジン、シンナー、マニキュア、化粧品、トイレ用洗剤、接着剤など )温泉や、防虫剤の入った引き出しなど、特殊な環境に放置すると時計の劣化の原因となります。
時計は精密機械です。
ぶつけたり、落としたりして衝撃や振動が加わると、針の位置がずれたり、時計内部の部品に影響を与え、不具合の原因になることがあります。
ゴルフ・テニス・野球など腕に強いインパクトがかかるスポーツを行う際は時計の着用をお控えください。
時計を強力な磁気を発生するようなものには近づけないでください。
磁気の影響を受けると、時計は遅れたり進んだり、ときには止まったりします。
身の回りには磁気を発生する製品(スマートフォン、パソコン、ハンドバッグのマグネット等)がたくさんありますが、5~10cm以上時計を離すことで、ほとんど影響を受けなくなります。
ステンレススチールはさびにくい素材ですが、汗や汚れがたまったままの状態が続くとさびの原因となり、防水性能が失われたり、りゅうずやボタンが固着して操作ができなくなるなどの弊害が生じます。
水分や汗、汚れはこまめに柔らかい布でふき取るように心がけてください。
カレンダーには操作を禁止している時間帯があります。この時間帯にカレンダーを操作すると、部品が破損したり、翌日になっても日付が変わらない場合がありますので、ご注意ください。具体的な時間帯については、それぞれの機種の取扱説明書をご確認ください。
時計のパッキンは防水性を保つための重要な部品です。しかし、ゴムやプラスチックでできているため、長年の使用により徐々に劣化し、防水性が低下します。
グランドセイコーサービススタジオでは、電池交換など裏ぶたを開ける修理の際は必ずパッキン交換と防水試験を行っています。

ねじロック式りゅうずは時計の誤作動や浸水を防ぐための機構です。りゅうずをしっかりとねじ込んでロックしてください。
りゅうずはネジ山に沿ってゆっくり押し込みながら、ネジ山がつぶれないように回し閉めてください。
時計に使用されている金属や皮革は、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
時計が触れていた部分に異常が生じた場合は、ただちに使用を中止し皮膚科などの専門医に相談してください。
分解掃除(オーバーホール)は、時計の健康診断のようなものです。
時計内部の保油性、ねじのゆるみ、汚れや汗によるさびなどについて早めのチェックとケアが必要です。グランドセイコーでは、機種を問わずお買い上げから3~4年ごとの分解掃除を推奨しています。内装修理、オーバーホールとセットで、ライトポリッシュを行うコンプリートサービスを実施しております。
※ライトポリッシュとは、ケース、メタルバンドの表面を整えつやを出すサービスです。ただし、打痕や深い傷などは取りきれない場合があります。分解掃除をすることで、故障の原因となる見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性の維持に不可欠なパッキン類を交換し、お買い上げ時の快適な状態に戻すことができます。
海水に浸けた後は、必ず真水でよく洗ってからふき取ってください。その際、直接蛇口から水をかけることは避け、容器に水をためるなどしてから洗ってください。
また、湿気が残らないように完全に乾かしてください。
※「非防水や日常生活用防水」の場合は、おやめください。
金属パーツは、布に市販の消毒用エタノールを吹きかけて素早く拭き、その後、乾いた布でよく拭いてください。消毒液中の保湿剤成分が残留すると、時計の表面が劣化・変色する原因となるためお避けください。エタノールの成分が残留すると、時計の表面が劣化・変色する原因となるため、ご注意ください。
部位・素材別のお手入れ方法
永くお使いいただくためには日ごろのお手入れが重要です。汗や汚れがたまったままの状態が続くとさびの原因となり、防水性能が失われたり、りゅうずやボタンが固着して操作ができなくなることがあります。
水分や汗、汚れはこまめに柔らかい布でふき取るように心がけてください。時計の裏ぶたやバンドは直接肌に接しているので汗や汚れが付着します。特に裏ぶた周りは汚れが滞留しやすいので、柔らかい乾いたナイロンブラシなどで汚れをかき出してください。
蛇口からの水を直接時計にかけることは避けてください。水道水は水圧が高く、日常生活用強化防水の時計でも防水不良になる恐れがあります。
化学薬品(特にベンジン、シンナー、アルコール、洗剤等の有機溶剤)で洗うと、化学変化で時計が劣化する場合があります。ご使用はお控えください。
りゅうずやボタンのさびつきを防止するため、月に1回程度を目安に時々操作をしてください。りゅうずは引かずに空回しします。ねじロック式りゅうずの場合は、ロックを外し、りゅうずを引かずに空回ししてください。ボタンは時々押して、汚れが溜まらないようにしてください。
回転ベゼルは、月に1回程度を目安に汚れが溜まらないよう清潔にしてご使用ください。ベゼルの下に汚れが溜まると機能を損なう場合がありますので、柔らかい布で水分や汗をふき取ってください。固着しないよう、時々回転ベゼルを空回ししてください。
バンドは常に肌と接し、汗やほこりにさらされています。汚れたままにしておくと、さびや汚れで衣類の袖口を汚したり、お肌のかぶれの原因になることがあります。
汗や汚れが付着した場合は、柔らかい乾いた布でよくふき取り、風通しの良い場所で保管してください。バンドの隙間の汚れは、定期的に乾いた柔らかいナイロンブラシなどで取り除いてください。
ただし表面に傷がつく場合もあるため、まずは目立たない場所でお試しください。
またバンドを洗う場合は、時計本体をキッチン用のラップでくるむなどして、時計本体に水がかからないようにご注意ください。
皮革バンドは水や汗、直射日光に弱く、色落ちや変色、早期劣化の原因となります。色の薄いバンドは、汚れが目立ちやすいので、ご使用の際はご注意ください。
水がかかったり、汗をかいた場合は、すぐに柔らかい乾いた布で水分を吸い取るように軽くふいてください。湿った状態が続くとしみや、革の染料が腕や衣類を汚す原因となります。こするように強くふくと色が落ちたり、ツヤがなくなる場合があるのでご注意ください。
日常生活用強化防水(10気圧・20気圧)の時計であっても、皮革バンドは、入浴や水泳、水仕事でのご使用はお控えください。
時計を腕から外したときは、風通しの良い涼しい場所に保管してください。
高温になる場所や直射日光が当たる場所に長時間放置すると、変色や変形が生じる場合があります。
水や汗が付着した場合は、柔らかい乾いた布でふいて乾かしてください。
時計のバンドを洗う場合は、時計本体に水がかからないようにご注意ください。
時計をはずして長時間、太陽光など強い光にさらすと、バンドの劣化が早まります。
色落ちする衣類やバッグ等とこすれると、色が移ることがありますのでご注意ください。





