THE NATURE OF TIME

グランドセイコー、美し「時を伝える腕時計

Vol.2安藤忠雄の建築と
響き合う、
光と影のデザイン

グランドセイコーのデザインの特徴は、面と面が織りなす稜線の造形にあります。美しい平面がつくり出す光と影は、見る者に日本ならではの美意識を喚起させます。そして同様の世界観をもつのが、安藤忠雄が手がけた建築です。陰影が雄弁に物語る、両者のデザインを読み解いてみましょう。

緊張感のある造形美を体現した安藤忠雄の建築と、精緻な仕上げをダイヤルに施したグランドセイコーの腕時計。そこには相通じる審美性がある。

光と影がつくり出す、
日本独自の美意識。

小説家の谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼讃』は、光と影がつくり出す日本独自の美意識を語ったものです。この考え方は、日本の建築やプロダクトデザインにも多大な影響を与えました。その一例が、安藤忠雄が手がけた建築であり、グランドセイコーの腕時計もまた、光と影から美しいデザインを導き出しています。巨大な建築と小さな腕時計、スケールこそ対照的な両者ですが、そこには相通じる世界観や審美性が内包されています。移ろいゆく光とそこから生まれる影が織りなす表情は、とどまることなく刻々と変化し、やがて消え去ってしまいますが、その“はかなさ”もまた見る者の心に響くのです。