Actress
穂志もえか
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俳優 穂志もえかが
異国で見つけた日本の美意識
多彩な表現と凛とした佇まいが魅力の俳優・穂志もえか。
近年活躍の場を世界へと広げ、演技を通して自分らしさとアイデンティティを問い続けている穂志と、
腕時計の本質を追求し続けるグランドセイコー。
両者の歩みに通ずるのは、日本人が大切にしてきた繊細な美意識であった。
Interview 01
異なる文化の中で知った
“自由”の意味
ここ数年カナダをはじめいくつかの海外都市で過ごした穂志。現地で過ごした時間や人との触れ合いから深く考えさせられたことに、“自由の意味”があるという。「国外での生活の中で日々感じたのは、『私たちは、本来もっと自由であっていい』ということでした。年齢や性別をはじめとした社会的条件が無意識に『こうあるべき』という感覚を生んでしまっていることもあると思います。ですが、周りに合わせること以上に自分自身が豊かでいられるようにもう少し目を向けてもいい。そう気づけたことで気持ちがとても軽くなりました」。
Interview 02
日本独自の“見せない美学”
海外での生活が増えるとともに、より自分に向き合うようになり、ものごとを見つめる際の自由度が高まったという穂志。だからこそ気づいた日本人として大切にしたい価値観に「見せない美学」があるという。「日々のコミュニケーションの中でも、すべてを語るのではなく、余白を残し相手に想像を委ねる価値観が日本にはあると気づきました。これこそが『見せない美学』であり、日本らしい奥ゆかしさや深みを生んでいるのだと思います。『SHOGUN 将軍』という作品で400年前を生きた女性を演じたのですが、その役を演じたときもすべてを見せすぎないことを意識していました。時代や言葉は変わっても、変わらない精神性や美学が日本には今も受け継がれていると実感するとともに、自分の日本人としての個性を見つめ直す貴重な経験となりました」。
Product
SBGX361
冬の広大な雪原。風に吹かれた雪面に澄み切った空の色が反射した情景を写し取った「雪白ブルー」のダイヤル。一面に広がる静寂のなかで、光を受けてきらめく雪の繊細な輝きと、触れれば消えてしまいそうな儚さを、匠の技によって緻密に表現。その表情は、見る角度や光の加減によって移ろい、まるで自然の雪そのものを腕に宿したかのよう。身に着けるたびに、心身を引き締め、凛とした強さと澄んだ美しさをもたらしてくれる存在。
View DetailsInterview 03
季節の移ろいに宿る
日本の感受性
『SHOGUN 将軍』でも世界的な評価を受けた奥ゆかしい日本的な佇まい。その価値観が育まれ受け継がれてきた背景には、日本ならでの豊かな自然や季節の移ろいがある。「海外にも四季はありますが、日本では平安時代から『二十四節気』と評されてきたように、四季の移ろいにより豊かなグラデーションを見出す感受性があるのではないでしょうか。春を象徴する桜にしても、咲いているひと時だけでなく、蕾から咲いては散り、葉となる過程を含めて“春”を私たちは感じているのだと思います。それぞれは一瞬の情景かもしれませんが、確かに捉えて奥ゆかしさを楽しんでいます。こうした、一見見過ごしてしまいそうな儚い美しさを掬い上げる感性がグランドセイコーのダイヤルにも宿っていると感じました。雪面に映る澄み切った空の色が溶け込んだ景色や、桜の花を雪が覆い隠す情景。季節の変化を繊細に捉え、その瞬間の美しさを見せてくれる感性に日本的美学の本質を感じました」。
Interview 04
腕時計は
スタイルと価値観を表現する
穂志が身に着けた「雪白」と「桜隠し」の情景をテーマにしたモデルの美しさが引き立てられている今回の衣装は、東京とニューヨークを拠点に活躍するスタイリストの一ツ山佳子が用意したもの。一ツ山もまた、海外で過ごす時間が増えてきたからこそ、改めて日本的美学を取り入れたスタイリングへの意識が強まっているようだ。そんな衣装を身に纏ったことで、腕時計を身に着けることの魅力を穂志は体感したという。「一つひとつのアイテムが独立しているのではなく、すべてがつながり合い、全体を形づくっている。そのうえで腕時計はスタイルや価値観の表現をガラッと変える重要なアイテムだと思いました。時間を知るための道具であり、スタイルを表現するためのツールでもある。そして何よりも、腕元に覗く景色としての美しさがあります」。
Product
STGK031
桜の花を雪が覆い隠す情景を映し出した「桜隠し」から着想を得たデザイン。淡く咲く桜と、静かに降り積もる雪が溶け合う、ひとときの奇跡のような美しさを宿している。日本人の心を癒し、季節の移ろいを感じさせる桜をそのまま閉じ込めたかのような奥ゆかしさと気品を匠の技で繊細に表現。長い冬の終わりと、春の訪れを告げる静かな高揚感を呼び起こし、日常にそっと彩りを添え、特別な一日へと導いてくれる一本。
View DetailsInterview 05
本質に向き合い
磨かれる知性や品性
自分に向き合うこと。世界の中で自分らしさを追求する過程で気づいた、大切にしたい価値観。穂志が俳優として演技をするなかで追い求めていたのは、“本質”を追求することだったのだとここ数年で思うようになったという。「何かを演じるということは、新しい感情や人間性を学ぼうとしていることのようで、実は私の奥底にあるものを掘り起こしていく営みなのかもしれないと思っています。その時間や経験を通して、私という人間の輪郭が浮かび上がってくる感覚です。さまざまな出会いを通じて、表面的に整えようとすることよりも、内面や本質に真摯に向き合うことの大切さを学んでいます。それこそが知性や品性を磨くことであり、内側から滲み出る美しさとして表れるのではないかと信じています」。
Movie
Products
Profile
©︎Ittetsu Matsuoka
俳優
穂志 もえかMoeka Hoshi
俳優。千葉県出身。2017年、映画『少女邂逅』で主演など経て、2024年には米Hulu×FX共同制作のドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』で、約400年前を生きた日本人女性を演じ、強さを秘めた凛とした佇まいで世界的な評価を得る。賀来賢人とデイヴ·ボイルによる映像製作会社「SIGNAL181」初の映画主演作となる長編ホラー映画『Never After Dark』では主演を務め海外で数々の賞を受賞するなど、活躍の場を広げている。