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クロノグラフについて（9R96、9R86、9R84）

クロノグラフとは、ストップウオッチ機能と時刻表示機能を合わせ持った時計のことです。この時計では、最大12時間まで計測することができます。

お使いになる前に

  1. ぜんまいを充分に巻き上げてください。

    2. （パワーリザーブ表示を見て、フル巻き上げの状態にしましょう。）

    ストップウオッチ機能を使うときは、必ず時計が駆動している状態で行ってください。

  2. センタークロノグラフ針が0位置に合っているか確認してください。

    3. 合っていないときはリセットボタンを押してください。

    ストップウオッチ機能の動作中にりゅうずを引きだすと、計測が止まりますのでご注意ください。

クロノグラフ部の名称とはたらき

9R96_Chronograph_Names of the parts

  1. センター
    クロノグラフ針（秒）

  2. 30分計
    クロノグラフ針（分）

  3. スタート/ストップボタン

  4. 12時間計
    クロノグラフ針（時）

  5. リセットボタン

表示の位置やデザインは、モデルによって異なることがあります。

モデルによって、ボタンが「ねじロック式」の場合があります。

ねじロック式ボタンの使いかた

ねじロック式ボタンについて

モデルによって、スタート/ストップボタンおよびリセットボタンが「ねじロック式」の場合がございます。この場合ボタンにはボタンリングが備わっておりますので、操作するときはボタンリングを回し、ロックをはずした状態にしてください。

ねじロック式でない場合はそのままの状態でお使いいただけます。

スライドカバーが下がり、ボタンリングが止まるところまで完全に回しきってください。止まるまで完全に回しきることで、ロックが確実にはずれた状態となります。

Screw lock button-1 + Screw lock button-1

ロックされた状態

スライドカバー

ボタンリング

ロックをはずした状態

確認ライン

ボタンリング

Screw lock button-1 V + Screw lock button-1 V

ロックされた状態

スライドカバー

ボタンリング

ロックをはずした状態

確認ライン

ボタンリング

ねじロック式ボタンの使いかた

Screw lock button-3 + Screw lock button-3

ロックのはずしかた

ゆるめる

止まるまで回す

ロックのしかた

しめる

止まるまで回す

Screw lock button-3 V + Screw lock button-3 V

ロックのはずしかた

ゆるめる

止まるまで回す

ロックのしかた

しめる

止まるまで回す

ボタンリングを左（下方向）に回すと、スライドカバーが下がります。確認ラインがはっきりと見え、ボタンリングが止まるところまで回すと、操作できるようになります。

ボタンリングを右（上方向）に、止まるところまで回すと、ロックは完了です。操作が終わったら必ずロックをしてください。

汚れなどが付着すると、ねじ部・ボタンが正常に動作しないことがあります。

お手入れについて

クロノグラフ（ストップウオッチ機能）の使いかた

  1. ぜんまいが巻き上げられた状態で、時計が動いていることを確認します。

  2. ねじロック式ボタンの場合はロックをはずしてください。

    3. ねじロック式ボタンについて

  3. 計測を始める

    4. スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が動き、計測が始まります。

    9R96_Chronograph_Set Time-1

  4. 計測をとめる

    5. 計測したいタイミングで再度スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が止まります。

    【例】

    6時間20分10秒8

    30分計は１時間で2周します。

    30分計を読み取るときは、12時間計の表示をめやすにしてください。

    9R96_Chronograph_Set Time-2

  5. 針を戻す

    6. ストップした状態でリセットボタンを押すとすべてのクロノグラフ針が０位置に戻ります。

    9R96_Chronograph_Set Time-3

積算計測のしかた

  1. ぜんまいが巻き上げられた状態で、時計が動いていることを確認します。

  2. ねじロック式ボタンの場合はロックをはずしてください。

    3. ねじロック式ボタンについて

  3. 計測を始める

    4. スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が動き、計測が始まります。

    9R96_Total_Set Time-1

  4. 計測をとめる

    5. 計測したいタイミングで再度スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が止まり、計測値が表示されます。

    9R96_Total_Set Time-2

  5. 計測を再スタートする

    6. スタート/ストップボタンを押すとNum4でストップした位置からクロノグラフ針が動き始めます。

    9R96_Total_Set Time-3

  6. 計測をとめる

    7. 計測したいタイミングでスタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が止まります。このときの計測値は、1回目と2回目のデータの合計（積算値）です。

    9R96_Total_Set Time-4

  7. 繰り返し積算する

    8. 必要に応じてNum5、Num6を繰り返します。このように、スタート/ストップボタンを繰り返し押すと、積算計として計測することができます。

  8. 針を戻す

    9. ストップした状態で、リセットボタンを押すと、すべてのクロノグラフ針が0位置に戻ります。

    9R96_Total_Set Time-5

タキメーター(TACHYMETER)の使いかた

単位時間あたりの時速や出来高などを簡単に測定できます。

時速を測定する場合

【例】

1km走るのに要した時間を計測します。

  1. スタート時に「スタート／ストップボタン」を押し、ストップウオッチをスタートさせます。

  2. 1km地点に到達時に「スタート／ストップボタン」を押し、ストップウオッチをストップさせ、センターストップウオッチ針(秒)が指した位置の「タキメーター」の数字を読み取ります。

9R96_TACHYMETER-1 + 9R96_TACHYMETER-1

スタート／
ストップボタン

スタート／
ストップボタン

1km

計測結果から「80km／時」と読み取ります。

9R96_TACHYMETER-1 V + 9R96_TACHYMETER-1 V

スタート／
ストップボタン

スタート／
ストップボタン

1km

計測結果から「80km／時」と読み取ります。

1時間あたりの出来高を求める場合

【例】

製品１個ができあがるのに要した時間を計測します。

  1. 製品製造開始時に「スタート／ストップボタン」を押し、ストップウオッチをスタートさせます。

  2. 製品完成時に「スタート／ストップボタン」を押し、ストップウオッチをストップさせ、センターストップウオッチ針(秒)が指した位置の「タキメーター」の数字を読み取ります。

9R96_TACHYMETER-2 + 9R96_TACHYMETER-2

スタート／
ストップボタン

スタート／
ストップボタン

1個

計測結果から「300個／１時間あたり」と読み取ります。

9R96_TACHYMETER-2 V + 9R96_TACHYMETER-2 V

スタート／
ストップボタン

スタート／
ストップボタン

1個

計測結果から「300個／１時間あたり」と読み取ります。