大草直子 × 申真衣
様々な表情を持つ大人たちの時間

画像:大草直子 × 申真衣

大草直子 × 申真衣
様々な表情を持つ大人たちの時間

志を高く持ち、強くしなやかに。スタイルと品格をもった生き方を提案し続けるファッションエディター兼スタイリストの大草直子さん。今回は、実業家であり、ファッションモデルとしても活躍する申真衣さんをモデルに迎え、腕時計とのファッションコーディネートやお二人の時の捉え方などについて語ってもらった。

ワーキングウーマン、妻、母と、多彩な顔とともに生きる彼女たちは、日々どのように時間と向き合い、異なるスタイルを楽しんでいるのか。

今回はグランドセイコーの腕時計を軸に、大人の女性の多面的な表情を引き出す「ON/OFF」2つのスタイルを提案。

思考や好みを紐解くなかで見えてきた、それぞれの腕時計との関係値。グランドセイコーのものづくりの根底にある「自然が育む豊かな感性」と「卓越したクラフトマンシップ」にフォーカスしながら、現代女性が大切にしている価値観や生き方についても伺った。

WATCHSTGK031

画像:STGK031

桜の花を雪が覆い隠す儚くも美しい「桜隠し」の情景をダイヤルに宿した小型メカニカルモデル「STGK031」。日本特有の季節の移ろいを繊細な型打ち模様とグレイッシュなピンクカラーのダイヤルで表現しています。女性の腕に馴染むコンパクトなシルエットや細部まで磨かれたケースなど、熟練した匠によるメイドインジャパンの高い技術が随所に光る。

ON


大人のディナーを彩る
シックな装いと手元のピンク

写真:申真衣さん

大人のディナーを彩る
シックな装いと手元のピンク

写真:申真衣さん 写真:申真衣さん

気持ちをぴりっと引き締めたい大人の華やかなディナーには、上下をダークカラーで統一して、与える印象も知的かつエレガントに。合わせたのは黒のタートルニットとスグリのような濃紫色のスカート。「トーンを落とした着こなしだからこそ、手元は軽やかな色と光でハレーションを狙って。都会のモード感あるシックで強さのある装いに、透明感のある腕時計を足してあげると、いい意味でギャップが生まれ、お互いの良さを引き立て合うんです。シャープな輝きと、透明感のあるピンクのカラーダイヤルがドラマチックに映えます」(大草さん)。

ON


OFF


休日の海がよく似合う
可憐な色のリフレイン

写真:申真衣さん

休日の海がよく似合う
可憐な色のリフレイン

写真:申真衣さん 写真:申真衣さん

海へ出掛け、潮風を感じてリラックス。そんなシーンにぴったりのデニムルックに、「STGK031」が凛とした表情をプラス。ナチュラルな風合いが心地よいリネンシャツは、軽やかなピンクをセレクト。「ウォッシュの効いた肌なじみの良いデニムのブルーは、明度の高い少し青みがかったピンクのシャツと相性抜群。シャツとダイヤルの色をリフレインさせれば、腕時計の印象も際立ちます」(大草さん)。「腕時計とシャツの色がさりげなくリンクしていて。カジュアルだけどギミックが効いていて新鮮でした」(申真衣さん)。

OFF


Interview of STGK031Naoko Okusa × Shin Mai

繊細な情景を切り取った
ダイヤルのストーリーに
ぐっときます

画像:大草直子さん

——桜の花を雪が覆い隠す「桜隠し」の情景から着想を得たモデルですが、お二人から見たこの腕時計の魅力は?

大草直子(以下O):一番の魅力はやはりダイヤルの透明感。桜の上にシーズン最後の雪が降り積もる様子が、繊細なピンクで見事に表現されている。日本人の感性で、情景を切り取ったというストーリーに、ぐっときますね。

申真衣(以下S):“桜隠し“という日本独自の季語にフォーカスする発想がロマンチックですよね。ピンクといってもニュアンスのある淡い色合いだから、どんなスタイルにでもさりげなく合わせやすいなと思いました。

O:グランドセイコーの腕時計は、本当に大人のさまざまな場面にマッチしますよね。このモデルでは、シックなダークトーンの着こなし、カジュアルな明るい色味の着こなしを提案しました。2つのコーディネートのアプローチは真逆ですが、どちらも女性の持っている一面ですね。

WATCHSTGF359

時計画像:STGF359

純白で清らかなダイヤルが美しい「STGF359」は、このモデルの製造拠点である「信州 時の匠工房」から見える、幻想的な穂高連峰の雪景色からインスパイアされたモデル。雪原に風が吹き込む“風紋”の様子を、繊細な色とテクスチャーで再現。職人が手仕事で1本ずつ加工を施したブルースチールの秒針、ケースやブレスレットの美しい鏡面仕上げなど、匠の技を存分に堪能できる。

ON


王道に遊びを効かせた
大人のビジネスカジュアル

写真:申真衣さん

王道に遊びを効かせた
大人のビジネスカジュアル

写真:申真衣さん 写真:申真衣さん

ニュアンスのある白のフェイスに落ち着いた知性が見え隠れする「STGF359」は、ビジネスシーンでは欠かすことのできないマニッシュなジャケットを主役にしたスタイルと好相性。「ジャケットは、やはり腕時計がないと締まりません。スタンダードな装いだからこそ、トラックパンツであえてのギャップを狙うなど、大人なはずしを加えることで、スタイリングの幅も広がります」(大草さん)。

ON


OFF


情熱的なバカンスを彩る
カラードレスと純白の腕時計

写真:申真衣さん

情熱的なバカンスを彩る
カラードレスと純白の腕時計

写真:申真衣さん 写真:申真衣さん

バカンスで訪れる色彩豊かな国で着たい鮮やかなロングドレス。「STGF359」をプラスすれば、情熱的ながらも芯のある女性像に。「朱赤のような温度の高い色のドレスは、1枚でさまになるからこそ、小物使いに細心の注意を払って。黒のサンダルで引き締め、パンチのあるチャンキーネックレスで首元に遊びを加えました。それをカームダウンさせる意味で手元の腕時計が効果的で、純白のダイヤルが、地に足のついたコーディネートに仕上げてくれます」(大草さん)。

OFF


Interview of STGF359Naoko Okusa × Shin Mai

どの色合いともかぶらない
味わい深い白が素敵

写真:大草直子さん/申真衣さん

——製造地である「信州 時の匠工房」から望む雪景色からインスパイアされたこの腕時計にはどのような印象を持たれましたか?

O:まさにシンプルを極めたデザイン。純白のダイヤルというけれど、決して単調な白ではなくて。光によって微細なグラデーションが表現されていますね。和紙を彷彿とさせるテクスチャーにさりげない「和の心」も感じます。

S:「白は200色ある」と聞いたことがありますが、本当に味わい深い白色ですよね。このダイヤルは、白塗りではなく、繊細な質感を再現するために特殊な銀めっき加工を施しているそうです。きっとどの色合いともかぶらない。すごく素敵だと思います。

O:クラシックな王道ウオッチなので、ONもOFFも挑戦的なコーディネートを合わせました。それができるのはベーシックを理解しているからこそ。そんな成熟した女性像を、着こなしでも表現したかったんです。

WATCHSBGX353

時計画像:SBGX353

青空と雪山が織りなす信州の荘厳で静謐な景色をたたえた「SBGX353」。アクティブにもエレガントにも着けられるレザーストラップを備えた34mmのミドルサイズモデルは、ボックス型のサファイアガラス、ザラツ研磨を施したかん足などクラシックなデザインが印象的。雪の風紋が刻まれた軽やかなブルーのダイヤルと精巧な年差クオーツムーブメントが、芯のある女性像を演出する。

ON


パートナーとのデートを彩る
現代版リトルブラックドレススタイル

写真:申真衣さん

パートナーとのデートを彩る
現代版リトルブラックドレススタイル

写真:申真衣さん 写真:申真衣さん

「保守的に見えるレザーストラップの腕時計ですが、時代を超越する普遍的な美しさがありつつも、ブルーのダイヤルや大きなフェイスに現代の“スピード感”を感じました。その妙を黒いドレスを軸に表現しました。黒とブル―の色合わせって、ヨーロッパの女性がよく使うコンビネーションなんです」(大草さん)。コクーンシルエットのドレスに、クラシックな腕時計とパールの輝きを添えれば、リトルブラックドレススタイルの完成。パートナーとのデートなど、大人の女性の華やかなシーンを彩ってくれます。

ON


OFF


休日の公園で輝く
ラフな装いとトラッドな腕時計

写真:申真衣さん

休日の公園で輝く
ラフな装いとトラッドな腕時計

写真:申真衣さん 写真:申真衣さん

公園で家族とアクティブに動き回る休日は、ネイビーのオールインワンに白いキャップ&スニーカー、腕元には「SBGX353」のシックな輝きを添えて。「休日は『いつものスタイル』を少し裏切って、あえてラフな装いに、トラディショナルな腕時計をつけて。カジュアルな着こなしに、腕時計やジュエリーって実はよく合うんです。その意外性を楽しんでみてください」(大草さん)。

OFF


Interview of SBGX353Naoko Okusa × Shin Mai

美しいカラーリングに
惚れ惚れします

写真:大草直子さん/申真衣さん

——こちらは今回紹介する腕時計のなかで唯一、ミドルサイズモデルでしたね。

S:大きい腕時計を着ける女性って格好良くて憧れがあったのですが、私は腕が細いので、ダイヤルの大きな腕時計が手首に合わなくて。これは女性がつけても違和感なく楽しめるちょうど良いサイズだと思いました。ネイビーの秒針も、ダイヤルの色とリンクしていて素敵です。

O:透明感のあるブルーにネイビーとシルバー。この美しいカラーリングに惚れ惚れ。きりっとした表情と冷静さが同居し、私の好みです。時代を超越する普遍的な美しさがありつつも、ブルーのダイヤルや大きなフェイスに現代の“スピード感”もある。自分という芯を持ちながら、トレンドへのアンテナもしっかりと張っているタイムレスに輝き続ける自立した女性に相応しい腕時計ですね。

Talk about Watch and Life Naoko Okusa × Shin Mai

装飾性と実用性を兼ね備えた
特別な存在

画像:Talk about Watch and Life

——お二人にとって腕時計はどのような存在ですか?また腕時計を選ぶ際のポイントを教えてください。

O:装飾性と同時に実用性も兼ね備えている腕時計って特別な存在です。基本的には時計メーカーのものが好きです。腕時計って自分を導いてくれる“羅針盤”のようなもの。10年後、その腕時計にふさわしい女性になっていたいという願望を込めて、購入するときはあえて少し背伸びをし、予算を2割くらい上乗せしたものを選ぶようにしています。

S:腕時計って、そんなに頻繁に買うものではないから、自分らしいものを選びたい、と思っています。若い時は、自分らしさというのは1種類だったりしたんですけど、年齢を重ねるごとに、エレガントな自分、マニッシュな自分、スポーティな自分など、いろんな側面が出てきて。どれも自分なんだけど、表情が違う。そんな自分に合うものを選ぶようになってきました。グランドセイコーの腕時計は、職人による確かな技術と、日本の四季を愛でる感性が随所に感じられて。その人のパーソナリティーを優しく包んで反射してくれるような、そんな印象が気に入っています。

O:私は海外に出かけるときは、必ずグランドセイコーの腕時計を持っていくようにしているんです。理由は着けていると「その腕時計はどこの?」と現地の方と自然と会話が弾み、交流が深まるから。和の心を持ちつつも、オープンでボーダレスで、圧倒的なインターナショナル感がある。そこがグランドセイコーのすごいところです。

——お二人の挑戦を忘れない姿勢は、グランドセイコーが“今を生き、自らを変革する人々”に向けたブランドメッセージである「ALIVE IN TIME」とシンクロしているように感じます。大切にしている考え方を教えてください。

S:「ALIVE IN TIME」というメッセージは、進化を止めず常に変革し続けていこうという思いだと私なりに理解していますが、最近は「人間としてどうありたいか」を常に考えながら生きていますね。「まだ見たことのない自分を見たい」という気持ちが強いです。いつも好奇心を持って、いろいろなことにチャレンジしています。

O:私も申真衣さんと同じで、常に新しいフィールドに身を置きたいタイプ。きっと荒れ地を整えるより、耕すほうが向いているんだと思います。状況や環境に文句を言わず、 自分の役割を一生懸命果たしている人は、男女問わず魅力的で格好いい。私も自分の機嫌は自分でうまく取りながら、与えられた責任をしっかり果たしていきたいと思っています。

画像:Talk about Watch and Life

Navigator

商品紹介

10年後の自分を思い描いて。大草直子が提案する
グランドセイコーと
個性輝く4つのファッション

バナー:10年後の自分を思い描いて。大草直子が提案するグランドセイコーと個性輝く4つのファッション

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