NEW PRODUCTS ともに歩み結実した、
ふたつの誉れ高き腕時計。

NEW RELEASE 2017
Grand Seiko SBGA211(左上)

約3日間連続駆動するCal.9R65を搭載。ザラつきを演出した白文字板の上に映えるブルーの秒針は、連峰の上に広がる青い空をイメージ。6、9、12時位置のバーインデックスをくさび型にして、力強さを演出。パワーリザーブ表示も、格好のアクセントになっている。自動巻スプリングドライブ、ブライトチタンケース、ケース径41.0㎜、マスターショップ限定モデル。

Grand Seiko SBGJ201(右下)

グランドセイコーのデザインコードである“セイコースタイル”を意識し、ケースは歪みのない鏡面仕上げ。繊細なダイヤルにより針やカレンダーも読みやすい。ブルーの針は24時間で一周する。時針とともに用いてデュアルタイムとして使用できる。自動巻、ステンレススチールケース、ケース径40.0mm、マスターショップ限定モデル。

Grand Seiko SBGA201 Grand Seiko SBGA201

高精度な腕時計を追い求め、独自技術を開発し続けてきた諏訪精工舎の哲学は、セイコーエプソンとなってからも健在。1999年に完成したスプリングドライブ技術は、2004年にグランドセイコーへと投入された。生真面目な信州人の気質そのままに、一歩ずつ実績を重ねてきた結果だからこそ、文字板に“信州の誇り”を取り入れたかったのだろう。

一方、セイコーインスツルの「岩手山の尾根ダイヤル」の原案は、1996年に考案されていた。しかしこの高級文字板に対するニーズはなく、しばらく眠っていた。ところが1998年に機械式グランドセイコーが復活し、手仕事の価値が再評価されたことをきっかけに、この案が再浮上。グランドセイコー初の機械式3日巻ムーブメントなど、節目を飾るモデルに使われるようになった。

どちらも製造には、多くの手間と時間を要するため、特別なグランドセイコーにしか採用されない。しかしそのディテールからは、ふたつの工場が切磋琢磨して築き上げたグランドセイコーの歴史が見えてくる。グランドセイコーとは、つくり手の信念とルーツに対する誇りが詰まった腕時計なのである。